【事業・マネジメント部門】舟橋村における人口減少を克服するパークマネジメント

受賞者氏名:舟橋村・富山大学地域連携推進機構・(一社)富山県緑化造園土木協会
(一社)日本造園建設業協会富山県支部・(一社)日本造園組合連合会富山県支部

授賞理由:舟橋村ほかによる当該プロジェクトは、舟橋村が掲げる地域再生(子育て人口増加・環境の拡充、ローカル企業の第二創業支援)の一環として行ったものである。産官学連携のプラットフォームを設置し、「この公園があるから舟橋村に住みたい」という明確なゴールが設定のうえ、行政、大学、民間企業の役割分担を明確にしつつ共同して事業を推進している。地元造園業者の新たな仕事づくりも目標の一つであり、不足する企画力・資金力等を行政と大学の連携により補う仕組を構築している。従前のやり方に囚われず多様な手段で企画・実践・具体化まで進めており、村外からの利用者の増加、子育て環境に関する情報収集者の増加など、一定の成果をあげている。人口減少という地方都市に共通の課題に対する一つの解決方法を示すものであり、全国の地方自治体・民間企業等からの高い関心を集めているなど全国に先駆けた先導的プロジェクトである。以上のことから2019年度日本造園学会賞(事業・マネジメント部門)を授与するに値すると評価された。